不動産投資における用語の一つ「利回り」とは、マンション等の家賃収入の年間収益率(%)のことです。これは、不動産投資に費やした費用に対して、どの程度の割合が利益になったかを表したものです。当然、利回りがよいほど優れていますが、この利回りには大まかに2つのタイプがあります。
■表面利回り
「家賃収入÷物件の価格×100」の式で求められます。この利回りは、別名を単純利回り、グロス利回りなどと呼び、言葉の通りに表面上の利回りにしか過ぎません。そのため、1億円の不動産投資による物件の賃貸収入が300万円であれば、3%の表面利回りになります。
ただ、表面利回りに関しては、多くの場合において満室時家賃収入が基準となっているため、表面上の利回りの良さだけを見て物件を購入すると失敗するケースがあります。実際に満室の状態を維持することは、簡単なことではありません。
■実質利回り
「{(年間の賃貸収入?年間の諸経費A)÷(購入代金+購入における諸経費B)}×100」で求められます。実質利回りは、別名を純利回り・ネット利回とも呼んでいます。上記の式で分子となる、年間の諸経費Aにおいては、維持費(管理費など)と税金なども対象となっています。
そして、分母となる購入における諸経費Bに対しては、初期投資費用も対象に算出されています。これら表面利回りと実質利回りを比較すると、不動産投資における現実的な利益を知るための指標となるのは実質利回りの方です。